心理教育とは、精神障がいやエイズなど受容しにくい問題を抱える人たちに対して、必要な知識や情報を心理面への十分な配慮をしながら伝え、病気や障がいの結果もたらされる諸問題や諸困難に対する対処方法や工夫をともに考えることによって、主体的な療育生活を営めるよう援助する技法です。
病気や障がい、そのほかの問題を抱えて、相談もできず、途方にくれているご本人、ご家族に必要な知識や情報を知ってもらう機会を広げ、どう問題に対処するかを協働して考えることで、ご本人やご家族が自分たちの問題に取り組みやすくなり、何とかやっていけるという気持ちを回復する、そういうことを目指している支援法のひとつです。
当院では、統合失調症の入院患者様に対して、精神科医・看護師・薬剤師・精神保健福祉士・臨床心理士がチームとなって支援しています。